前年度末、ライツ本社(Leitz GmbH & Co. KG)は、自動プロファイル変更システム「フレックストリム3」の開発で、オストヴュルテンベルク商工会議所イノベーションアワードを受賞。世界市場を牽引するオーバーコッヘンの企業が生み出す製品は、評価基準の中でも、特に「経済効率」、「独創性」、「実現性・実用性」、「創意工夫」、「持続可能性」において審査員の心を捉えました。優れた革新的アイデアの開発や実用化に携わった、地域の企業、個人、組織に「パテント/タレント賞」(特許・才能の賞)が毎年授与されています。

特許取得済みの「フレックストリム3」は、連続生産工程でプロファイル変更を迅速に行えるよう特別に開発されたシステム。市場投入が順調に滑り出してから約2年、今や世界中の家具メーカーがこのツールシステムを使用し、本体や前面などの家具部材を製造しています。「フレックストリム3」は、プロファイル変更のダウンタイム削減により生産工程の効率が大幅に向上、特に1バッチサイズ生産でその威力を発揮します。時間が掛かる手動ツール交換は1バッチサイズ生産ではかなり不経済ですが、従来のツール交換システムは非常に高価であるうえ、マシン内部に設置スペースを大きく取らなければなりませんでした。

そこでライツが提供するのは、3つの異なるプロファイルを自動交換できる「3-in-1(スリーインワン)」コンセプトの経済的ソリューション、「フレックストリム3」。プロファイルタイプはお客様のニーズに合わせ、最大3RのさまざまなR面取りや面取りに対応。 「ダウンカットとアッパーカット」の組み合わせも可能です。プログラム制御で行うプロファイル変更はわずか30秒で完了、少ない人員でダウンタイムの大幅短縮により、1バッチサイズ生産の最大効率化を実現します。また、「フレックストリム3」システムは広範な加工材に対応しており、針葉樹(軟材)、広葉樹(硬木)、突板/メラミン化粧などで高品質の加工が可能。マシンでは、ホマッグカッティングユニットFF32に対応しています。

持続可能性の観点から特に重点が置かれているのが、可能な限り効率的に資源を使用すること。ダイヤ刃採用によりツール交換まで1年以上という長寿命、圧力スイッチはツール寿命終盤での再利用が可能です。

エッジ加工の柔軟性と効率性を高め、生産性を大幅に向上させる「フレックストリム3」 - ライツが生み出すソリューションは、実用性を重視した付加価値あるツール開発が、今日どのような効果をもたらすかを如実に物語っています。そして、こうしたソリューションが裏付けるイノベーションの強みこそが、世界市場を牽引するライツの地位を確固たるものとしています。

オストヴュルテンベルクのイノベーションアワード
2002年に始まったイノベーションアワードは、レギオーン・オストヴュルテンベルク経済開発会社(WIRO)、オストヴュルテンベルク商工会議所、オスタルプ地区・ハイデンハイム地区シュパルカッセ(地区貯蓄銀行)が共同開催し、毎年授与を行なっています。特許取得済み、もしくは地域を超えたコンテストで受賞済みのイノベーションであることが求められます。